こんにちは、ヒロです。
KINTO(キント)ってご存知ですか?
菅田将暉さんが出演しているCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
みたことはあるけど、KINTOってどんなサービスなの?
お任せください!10年間トヨタ車の営業マンをしていた私が解説します!
こちらの記事では、KINTOのメリット・デメリットやKINTOがおすすめの人について解説します。
またトヨタ車の元営業マンとして「KINTOをどう思うか」もお話しします。
一個人の意見ではありますが、KINTOを検討していた人にとって少しでも参考になれば幸いです。
- KINTOとはどのようなサービスなのか
- KINTOのメリット・デメリット
- KINTOはどんな人におすすめなのか
KINTO(キント)とはクルマのサブスク
まずKINTO
KINTOとは、クルマのサブスクです。
車両代・メンテナンス代・税金・保険料など、車に必要な費用を全てコミコミにして月々定額で支払うことで、トヨタ(およびレクサス)の新車に乗ることができます。
普通なら新車をローンで購入すると、毎月支払う車両代とは別に自動車税や保険料、メンテナンス費用等を継続的に支払いますよね。状況によっては金額が大きくなり、思わぬ出費となることもあるはず。
KINTOなら、契約期間中はそれらの費用全てコミコミでずっと定額払いになります。
契約期間は3年/5年/7年から選択。※レクサスは3年のみ。
契約満了時には車を返却して新たに乗り換えることになりますが、トヨタの新車を定期的に乗り換えたい人や車の維持費の管理を簡略化したい人におすすめです。
元トヨタ車の営業マンとしてKINTOをどう思うか
早速ですが元営業マンの私がKINTOについて感じること、それは
メンテナンス代や保険料もコミコミでこの価格ならありかも!
という結論です。こちらの画像をご覧ください。
私の愛用車「タンク」の兄弟車であるルーミーの見積りです。
- 車種:ルーミー
- グレード:G 2WD(車両本体価格¥1,743,500円)
- 契約期間:5年(ボーナス払いなし)
- オプション:コンフォートパッケージ(シートヒーターなど)、ナビ、ETC、バックカメラ、ドライブレコーダー、フロアマット、サイドバイザー
→月額利用料:¥41,140円
このような結果になりました。利用料¥41,140円には前述の通りメンテナンス代や保険料など車を維持するうえで必要な費用全てが含まれています。
¥41,140円×60ヶ月=¥2,468,400円。ここから車両本体価格を引くと¥724,900円。
この¥724,900円がオプション代、登録時諸費用、税金、メンテナンス代、保険料等となるわけです。
5年間車を維持しようと思うと、オプション代も込みでこれくらいの価格は十分にかかります。
保険料が高くなりやすい若い人なら、もっと高くなるでしょう!
車種によって値段は大きく変わりますが、全てをコミコミで毎月定額払いのKINTOは、車の新しい乗り方としてこれからどんどん世の中に浸透していくだろうと感じました。
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KINTOのメリット6選
KINTOを利用するうえで、メリット・デメリットはしっかりと理解しておく必要があります。
KINTOのメリットは以下の6選。
- 必要な費用全てコミコミで定額払い
- 月額料金はクレジットカードで支払いできる
- 初期費用0円で新車に乗れる
- ライフスタイルの変化に合わせて乗り換えできる
- トヨタ正規店でメンテナンスしてくれるので安心
- WEBで申し込み、販売店に行くのは納車時のみ
KINTOのメリット①必要な費用全てコミコミで定額払い
冒頭でも説明しましたが、KINTOの月額料金には車に必要な費用が全て含まれています。
- 車両代金
- 登録時諸費用
- 各種税金
- 自動車保険
- 車検(5年/7年契約のみ)
- メンテナンス(消耗品含む)
- 故障修理(代車含む)
これだけの内容が含まれるカーリースは珍しいです。
KINTOは高いという評判をよく見かけますが、これだけの内容が含まれているならむしろ安い方ではないでしょうか。他社でもっと安く見えるカーリースはありますが、保険料やメンテナンス費用が含まれていないところが多く実際に見積りを取るとKINTOより高くなったというケースもあります。
それであれば必要な費用を全て提示してもらい、実際に乗り始めてからは何一つ追加で費用がかからないKINTOの方がユーザーにとっては親切ではないでしょうか。
KINTOのメリット②月額料金はクレジットカードで支払いできる
KINTOの月額料金はクレジットカードでの支払いが可能です。
車をローンで購入すると基本的には口座引き落としになりますが、KINTOではクレジットカード払いができるので支払いに応じてどんどんポイントが貯まります。
トヨタのTS CUBIC CARDなら貯まったポイントをKINTOのお支払いにキャッシュバックすることもできるので、自分にとって一番お得になる方法を選択しましょう。
KINTOのメリット③初期費用0円で新車に乗れる
KINTOは初期費用0円で利用できます。
車をローンで購入する場合、通常ならいくらか頭金が必要です。必要な金額は状況によっても変わりますが、私が営業をしていた時は最低でも登録時諸費用分だけでもいただくようにしていました。(約20万~30万程度)
頭金が用意できない場合ローンの審査が厳しくなるため、新車購入時にはどうしても頭金を用意する必要があります。
ですがKINTOなら初期費用0円。頭金なしでトヨタの新車に乗ることができます。
車は欲しいけど頭金を用意するのが難しい・・・
という人におすすめです。
なお初期費用0円で利用できるのは「初期費用フリープラン」となります。
KINTOにはプランが2つあり、もう1つは「解約金フリープラン」というものです。
こちらは申込金として月額5ヶ月分相当が必要ですが、中途解約をしても解約金がかからないため、急なライフスタイルの変化で車を手放す可能性がある人におすすめです。
また解約金フリープランは3年契約のみですが、5年/7年と延長するたびに月額利用料が安くなるのも特長です。
2つのプランの特徴
KINTOのメリット④ライフスタイルの変化に合わせて乗り換えできる
KINTOなら結婚や出産など、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に車を乗り換えることができます。
それが「のりかえGO」です。
車を所持して一定期間が経過すると、中途解約よりも割安な手数料で新しい車に乗り換えできる初期費用フリープラン専用のサービス。クルマのニーズに変化が生じても次の車に乗り換えでき、新たに3年/5年/7年の契約を開始できます。
【乗り換え可能期間】
- 3年契約:契約開始の1年6ヶ月後〜契約満了の4ヶ月前まで
- 5年/7年契約:契約開始の3年0ヶ月後〜契約満了の4ヶ月前まで
KINTOを利用すれば初期費用0円で車に乗ることができ、のりかえGOによって気軽に乗り換えもできます。
ライフスタイルに様々な変化が起こりうる若い世代には特におすすめです。
KINTOのメリット⑤トヨタ正規店でメンテナンスしてくれるので安心
KINTOの月額料金にはメンテナンス費用も含まれており、その作業は全てトヨタの正規店で行ってくれるので安心です。
メンテナンス内容は以下の通り。
- 車検(5年/7年契約のみ)
- 法定点検・定期点検
- ロードサービス
- 故障修理
- 代車
- 油脂類の交換及び補充
- 所定の消耗品の交換
【消耗品(一例)】
エンジンオイル/エンジンオイルフィルター/エアクリーナーエレメント/タイヤ/バッテリー/ワイパーゴム/ウォッシャー液/エアコンフィルター/ブレーキパッド/ブレーキシュー/ブレーキライニング/ブレーキフルード/各種電球/各種電池 など
このようにとても充実した内容です。
これらのメンテナンス全てをトヨタ正規店で行ってくれるので、安心して車に乗ることができます。
KINTOのメリット⑥WEBで申し込み、販売店に行くのは納車時のみ
KINTOの申し込みはWEBで全て完結します。
販売店に行くのは車を受け取りに行く時だけなので、今の日常にマッチしているかもしれませんね。
【申し込みまでの流れ(WEB上での手続き)】
- 車種・オプション選択
- 販売店選択
- 利用規約同意
- 必要事項入力
- 審査申し込み完了
【申し込みから納車までの流れ】
- 審査通過後、My KINTOへログインし契約の手続き
- 登録書類の準備(郵送)
- 販売店から納車連絡、日程調整
- 販売店にて車両受け取り
面倒な交渉もなく家で全て手続きできるので、何度も販売店に行く時間が取れない人にはおすすめです。
ただ営業マンの立場からすると、便利な反面おそろしく思うこともあります。
もはや営業が不要の時代になるのでは・・・
お客様との商談が楽しかったりするので、この辺は複雑な心境ですね。
KINTOのデメリット4選
次にデメリットについて説明します。
KINTOのデメリットは以下の4選。
- 任意保険の等級を引き継げない
- 自分の所有物にはならない
- 距離制限がある
- つけられるオプションが決まっている
KINTOのデメリット①任意保険の等級を引き継げない
KINTOの月額料金には保険料も含まれていますが、この保険にはそれまで加入していたご自分の任意保険の等級を引き継ぐことはできません。
KINTO専用の任意保険が用意されており保障内容は充実しているのですが、運転者限定や年齢条件等も設定できないため、人によっては保険料が割高になります。
一方で初めて任意保険に加入する若い人たちにとっては保険料が安くなりやすいので、KINTOは若年層におすすめのサービスともいえるでしょう。
KINTOのデメリット②自分の所有物にはならない
KINTOはクルマのサブスクと説明しましたが、契約満了時には車を返却するため自分の所有物とはなりません。
ここの良し悪しは考え方によって変わりますが、同じ車に長く乗りたい人にとってはデメリットといえるでしょう。
ですが車はどんなに頑張ってもいつかは手放す時が来ます。それならいっそ、燃費や安全性がどんどん進化している新車に乗り続けることができるKINTOという選択肢もありでしょう。
あらゆるものがシェアされたりサブスクで利用されたりしている世の中において、車も買う必要性が無くなっているのかもしれません。
KINTOのデメリット③距離制限がある
KINTOでは走行距離に制限があります。
- 3年契約:54,000km
- 5年契約:90,000km
- 7年契約:126,000km
※月間走行距離1,500km×利用月数での計算です。
契約満了時に超過していた場合、1kmあたり11円(税込)の追加費用がかかります。(レクサス車は1kmあたり22円)
ただあくまでも契約満了時での走行距離から計算されるため、ある月で1,500kmを超過したとしても別の月で抑えることができれば問題ありません。
いずれにせよ走行距離を気にしながら乗る必要があるので、遠出することが多い人には不向きのサービスです。
KINTOのデメリット④つけられるオプションが決まっている
KINTOではまず車を選んだ後にオプションを選択する際、あらかじめ用意されたパッケージオプションの中から選ぶことしかできません。
このように何パターンか用意されたオプションの中から選ぶことになります。基本的なオプションしかないので、自分の好きなように車をカスタマイズしたい人には不向きです。
逆に何をつけるか考えるのが面倒な人には、メーカーがおすすめするオプションがパッケージで用意されているので楽かもしれません。
せっかく車を新しくするのなら、便利なオプションもたくさんつけたいな
という人向けに、こちらの記事で新車におすすめのオプションを紹介していますのでぜひご覧ください。
KINTOはどんな人におすすめ?
ここまでメリット・デメリットを説明しましたが、KINTOはどのような人におすすめなのでしょうか。
私が考えるKINTOがおすすめの人は、以下の3パターンです。
- 初めて車を購入する若年層
- ライフスタイルの変化が多い人(転勤が多いなど)
- 免許返納も検討している高齢者層
KINTOがおすすめの人①初めて車を購入する若年層
KINTOのメリットとして初期費用0円・必要な費用全てコミコミという点があります。
そのため収入がまだ安定しない新社会人でも、頭金なし・毎月定額払いで気軽に新車に乗ることができるためおすすめです。
費用の中には任意保険料も含まれており、若い人が新しく保険に加入するより安くなりやすい点も見逃せません。
毎月定額払いで家計の管理もしやすいので、初めて車を購入する人にKINTOはおすすめです。
KINTOがおすすめの人②ライフスタイルの変化が多い人(転勤が多い等)
転勤の多いお仕事をされている人にもKINTOはおすすめです。
KINTOの解約金フリープランなら、急なライフスタイルの変化によって車が不要になったとしても解約金なしで車を手放せます。
長く乗り続ける場合でも契約満了後に同じ車で再契約ができ、月額利用料も再契約の度に安くなっていく点もポイント。
3年後の自分がどういう状況かわからない、そんな人にもKINTOはおすすめです。
KINTOがおすすめの人③免許返納も検討している高齢者層
あと何年車に乗るかわからない高齢者層にもKINTOはおすすめです。
KINTOの初期費用フリープランは、死亡・免許返納・海外転勤等で運転困難や使用困難となった場合、解約金なしで中途解約することができます。
そのため免許返納を検討している人なら初期費用0円で車に乗れるうえに、いざ免許返納となった場合には解約金も0円で車を手放すことが可能です。
いつまで車が必要かわからない高齢者の人は、ぜひKINTOを検討してみてください。
KINTOを利用してお得で快適なカーライフを送ろう!
以上がKINTOのメリット・デメリットやKINTOがおすすめの人でした。
人によって良し悪しはありますが、他社のカーリースより優れた点も多いサービスとなっています。
新車の購入を検討中でKINTOにも興味をお持ちの人は、しっかりと内容を確認し、ご自分のライフスタイルに合うようならぜひKINTOの利用も検討してみてください。
車は日々進化しています。
KINTOをうまく利用してお得にトヨタの新車に乗り、快適なカーライフを楽しみましょう。
ちなみにKINTOでは先日発売されたばかりの新型ヴォクシー/ノアも利用できます。
新型ヴォクシー/ノアついてもこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
これからもクルマのお役立ち情報を発信していきます。
ありがとうございました!
\ 頭金0円!クルマのサブスク、トヨタから! /