こんにちは、ヒロです。
2022年1月13日に新型ヴォクシー/ノアが発表されました。
トヨタ車の中でも人気車種なので注目していた人も多いのではないでしょうか。
私は10年間ネッツトヨタで働いていたので、ヴォクシーはたくさん販売してきました!
こちらの記事では、そんな私から見て今回の新型ヴォクシー/ノアが先代モデルと比べて良くなった点3選を紹介します。
なお注意点として、
- エンジンが改良されて燃費が良くなった
- 足回りが強化されて走りが良くなった
といった専門的な話はこちらではしません。もっと詳しいサイトがあるでしょうし。
それよりも一人のパパ目線で、「子育てファミリーには嬉しい点だな」と思うところを解説していきます。
新型ヴォクシー/ノアが気になっていたファミリーの参考になれば幸いです。
- 新型ヴォクシー/ノアが気になっている人
- 先代モデルと比べて良くなった点を知りたい人
- 子育てファミリーに向いている車をお探しの人
新型ヴォクシー/ノアの良くなった点3選
ではまず私が公式HPやカタログを読み込んで感じた、新型ヴォクシー/ノアの良くなった点3選を紹介します。
なおこちらでは今後ヴォクシーの名称で解説していきますが、ノアも外観が違うだけで同じ車ですのでご安心ください。ネッツの頃の名残です。
良くなった点3選がこちら。
- レーダークルーズコントロールが全車標準搭載(安全装備の充実化)
- シートアレンジがやりやすくなった
- スライドドア・バックドアの使いやすさが向上した
この3つです。とても些細なものもありますが、細かい改善が大きな満足につながります。
では順番に解説しますね。
レーダークルーズコントロールが全車標準装備(安全装備の充実化)
良くなった点1つ目は、レーダークルーズコントロールが標準装備になった点です。
これまでのヴォクシーではクルーズコントロールしか選べず全車速追従機能はありませんでした。レーダークルーズの追加をまだかまだかと待っていたところ、今回のモデルチェンジで満を持しての搭載です。
正確には安全装備である「Toyota Safety Sense」が大幅に改良されたことにより、レーダークルーズも搭載されたと言った方が正しいです。
ヴォクシーの先代モデルが発売されたのは8年前、そして初めて安全装備である「Toyota Safety Sense C」が搭載されたのが6年前。そこから多少の改良は加えられてきましたが、安全装備としての性能は他社と比べても少し見劣りする印象でした。
それが今回のモデルチェンジをきっかけに安全装備を盛りに盛って登場。一部メーカーオプションのものもありますが、標準搭載されている装備だけでも非常に優秀なものになりました。
安全装備の細かい説明もこちらでは割愛します。私にとって何よりも重要なことは、「レーダークルーズコントロールが搭載された」という点なのです。
これがあるだけで高速道路の運転が劇的に変わります。帰省や遠出をする際の運転の負担がグッと軽くなるので、世の中のパパたちはきっと大歓喜することでしょう。
この気持ちをご理解いただける人、多いはずです。
シートアレンジがやりやすくなった
良くなった点2つ目は、シートアレンジがやりやすくなった点です。
具体的には以下の2つ。
- セカンドシートの超ロングスライドが簡単になった
- サードシートの跳ね上げが簡単になった
セカンドシートの超ロングスライドが簡単になった
まずはセカンドシート。ヴォクシー7人乗りのセカンドシートは「超ロングスライド」といって745mmもスライドできるつくりになっています。(8人乗りは705mm)
先代モデルにもありましたが、先代モデルの場合はシートを左右にスライドして特定の位置にしたときのみ大きくスライドできるつくりになっていました。その左右調整が少々面倒に感じたものです。
それが今回は左右スライドすることなく、そのまままっすぐロングスライドできるつくりに変更。セカンドシートの左右スライド自体が無くなっています。
「左右スライドが便利」という意見より「左右スライドが面倒」という意見の方が多かったのかもしれません。いずれにせよ、シートアレンジはシンプルで使い勝手が良くなっています。
また余談ではありますが、セカンドシートにオプションでオットマンやシートヒーターをつけられるのもこのクラスの車では初です。
運転する人間には関係ないですが、2列目に大人が座る際にはとてもくつろげるようになっています。ゆったり座ってドライブしたくなりますね。
サードシートの跳ね上げが簡単になった
続いてサードシート。ヴォクシーのサードシートはこれまで通りワンタッチでの跳ね上げ式です。片手で簡単に、かつ軽い力で収納できるため女性にも好評でした。
では何が簡単になったのか。それは、固定するクリップが不要となった点です。
これまでのヴォクシーではシートを跳ね上げたあと、固定するためにクリップで壁と固定していました。その作業が少し力が必要で少々わずらわしく感じたものですが、今回はクリップ不要で跳ね上げるだけで固定できます。
3列目は普段は収納して荷室として使われている人が多いのでそんなに跳ね上げ操作をする機会はないですが、1つ作業が減るだけでだいぶ楽になります。これは地味に嬉しい変更点です。
スライドドア・バックドアの使いやすさが向上した
良くなった点3つ目は、ドアの使いやすさが向上した点です。
スライドドア・バックドア共に便利になっています。
足をかざしてドアオープン!開くと同時にステップも出現!
まずはスライドドア。オプションにはなりますが、足をかざすだけでスライドドアが開閉できるハンズフリーデュアルパワースライドドアが新しく設定されました。
他社の車に先に搭載されていた機能がようやくヴォクシーにも搭載です。荷物で両手がふさがっていてもドアを開閉できるためとても便利です。
また子供の乗り降りがしやすいよう、ドアを開くと同時に出てくるユニバーサルステップもオプションで追加できます。
地味ですが嬉しい変更点ですね。
世界初!手動で途中の位置に保持できるバックドア!
続いてバックドア。なんと開閉の際に途中停止できるフリーストップバックドアを世界で初めて全車標準で搭載しています。
荷物を積んだり下ろしたりする際、狭い場所だと片手でドアを抑えながらもう片方の手で頑張ることがありますよね。それが今回のバックドアなら途中で停止できるので積み下ろしが簡単です。また小柄な人でも手が届く位置に停止できるので、そのまま楽にドアを閉めることもできます。
一度停止したドアは閉方向にのみ作動するので、壁にぶつけたりする心配もありません。
もちろんパワーバックドアもオプションでつけることができます。
荷物を積み下ろしする機会の多いミニバンだからこそ、このバックドアの仕様はとてもありがたいですね。
新型ヴォクシーに気になる点はないのか
ここまでは一人のパパ目線で良くなった点を解説してきました。新しくなっただけあって非常に魅力的な車ですが、個人的に少しだけ気になる点もあります。
それは、値段が高いという点です。
新しくなって良い装備がついたんだから当たり前でしょ!
と思われるかもしれませんが、それにしても高いです。
新型ヴォクシーのガソリン車は309万円〜、ハイブリッド車は344万円〜の価格設定。それだけ支払うなら、もう少し頑張ればアルファードにも手が届きます。なお新型ヴォクシーにはエアロ仕様しか用意されていないためこのような価格設定になっていますが、ノアはエアロ仕様だけでなくエントリーモデルもあるためもう少し安い価格からあります。(ガソリン車267万円〜、ハイブリッド車305万円〜)
新しくなるたびに装備も良くなっていくので値段が高くなるのはわかるのですが、この価格設定ならせめて安全装備一式だけでもオプション設定ではなく全て標準搭載にしてほしいです。
わがままなお願いであることは理解してます・・・。
なお賛否両論ある見た目に関しては、いずれ見慣れるものなのであまり気にしません。
強いて言うなら前面はノアが、後面はヴォクシーが好みです。
さいごに
以上が新型ヴォクシー/ノアの良くなった点3選と、個人的に少し気になった点でした。
最後にもう一度まとめます。
- レーダークルーズコントロールが全車標準装備(安全装備の充実化)
- シートアレンジがやりやすくなった
- スライドドア・バックドアの使いやすさが向上した
- 値段が高い
高いことが気になるとは言いましたが、それでも今回の新型ヴォクシーは非常に魅力的な車です。8年ぶりのモデルチェンジということもあってあらゆる装備が最新になり、日常生活の様々な面で快適なカーライフが送れることでしょう。
今回は割愛しましたが、燃費や走りももちろん良くなっています。基本的な性能は良くなりつつ、要望の多かったものや気になっていたところが改善された完成度の高い車です。
私はまだしばらく乗り換えの予定はありませんが、次に乗り換える際は間違いなく第一候補の車になります。
いずれ出るであろう特別仕様車「煌(きらめき)」を待ちたいと思います!
ミニバンの購入を検討している人なら新型ヴォクシー/ノアは間違いなく候補にあがってくるでしょう。
今回紹介した良くなった点3選が少しでも皆さまに伝われば幸いです。
また新車におすすめのオプションをこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
今後も気になる車のニュースがあれば紹介します。
ありがとうございました!